福祉

1、ユニバーサルデザインの構築

2、自立支援センターによる障害者の自立支援

3、「与えられる福祉」から「与える福祉」「楽しむ福祉」への変換



 僕は幼い時、両親が共働きであった為に、典型的な「おばーちゃん子」として育ちました。そういう意味で、子供の頃から、高齢者の中にいることが多く、地域の皆様に育てられたと言っても過言ではありません。

 また、障害者問題については、大学生のころ、八王子の障害者福祉センターで、視覚障害者の方々とともに、合唱をしたり、手話の中級の講習会に通ったりしていて、日常的に生活を共にすることがありました。
 
 こうした中で気付いたことは、高齢者や障害者は、決して与えられることのみを望んでいないという事と、それぞれのハンデーをも克服出来るほど、優秀な部分を皆さん持っていらっしゃるということでした。地域の高齢者は、地域の子供達に知恵や経験という財産を与えることが出来、障害を持つ方々も自分の得意な分野をいかして、たくましく生きていらっしゃいました。私は、貧乏学生であった為に、家庭教師をさせていただいたり、カラオケを教えていただいたり、ご飯をいただいたりすることもしばしばでした。皆さん、非常に優しい方々で、われわれ健常者が忘れているものを持っていらっしゃいました。

 東京は、「東京都福祉のまちづくり条例」を2001年1月に改正し、各種施設のバリアフリー化を進めています。
 特定の対象者を想定し、その人にとって障害となっているものを取り除くバリアフリーの考え方を一歩すすめて、はじめから全ての人々にとって使いやすく、すべての人々が安心して暮らせるユニバーサルデザインの考え方に基づいた社会を作りたいと考えています。

 羽村市の高齢者は元気です。羽村の良い点の一つが、高齢者とその孫が、楽しそうに一緒に、町や羽村の堰近くを歩く姿であると思います。ただ、むやみに開発するのではなく、こうした高齢者や子供が、安心して歩ける都市づくりが、今羽村市には必要であると考えます。

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